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【記事】学校現場が抱えるITツール運用の課題とは--先進校の教職員たちが明かす


国内最大級の国際EdTechカンファレンス「Edvation x Summit 2018」が開催。2018年で2度目の開催。


・教員間でITスキルに差ができてしまったことが課題

・生徒がタブレットを使うことで、“何か問題が起きるかもしれない”と考える教師や保護者も多く、新しい取り組みに対してブレーキがかかってしまう

・機能制限でガチガチに固められたタブレットを生徒に渡し、使い方を限定してしまう学校も少なくないが、生徒がテクノロジのメリットを活用することができず、学校のタブレットは“つまらないもの”になりかねない


■近大附属の乾教諭

・iPadを導入したことで、教師の授業設計力や覚悟が問われるようになった

・同校ではiPad運用のポリシーとして、アプリのダウンロードやウェブサイトへのアクセスなど、生徒による自由な使い方を認めている

・生徒が自由にiPadを使えることで、これまで教師が引き出せなかった生徒の可能性を感じる場面が増えた。しかし、その一方で授業中にiPadで遊んだり、SNSに不適切な投稿をする

・生徒が悪いことをした時こそ、情報リテラシーを伸ばす教育の機会であり、教師はその覚悟を持って生徒と接するべき



■教育現場のICT運用はどこまで外注すべきか

・タブレットやPCが導入されても、予算削減の理由から現場の教師が端末の管理やメンテナンスの作業を負担しているケースが多い。理想はICT支援員を配備することであるが、予算確保がむずかしく、実現できていない自治体や教育機関が多い。


・聖徳学園の横濱氏

 業者に任せっきりは良くない。自分たちで管理できる体制を整えているのは、取り組みのスピードを高めるため。新しい製品やソリューションを使いたいとき、ベンダーを通していては時間がかかってしまうことがある。ほかにも、メーカーと直接取り引きする方がコスト面やコミュニケーションの面でもメリットがある。

 私たちはICTを通して先進的な教育をめざしており、そこに向けて進んでいくためには、自分たちで動ける体制が重要


・近大附属の乾氏

 本校はすべて業者に任せており、iPadの管理に教師が関与することは一切ない

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