新たに検討するテーマ
【テーマ①】技術の進展に応じた教育の革新について
【テーマ②】新時代に対応した高等学校改革について
≪検討の背景≫
人口の減少、高齢化、就学・就業構造の変化、急速なグローバル化や人工知能・IoT等の技術革新等が進展する中、人生100年時代、さらにはSociety5.0という新たな時代が到来しつつある。こうした中では、激変する国際情勢、社会構造・産業構造などに対応し、多方面で活躍する人材の育成が不可欠であり、新たな時代に対応した学校教育とはどのような姿であるべきか、また、生涯にわたり求められる能力はどういったものであるかについて、検討することが必要。
学校教育の中でも特に高等学校においては、Society5.0の進展や地方創生の推進、高大接続の進捗等も踏まえつつ、生徒一人一人が、多様な選択肢の中で、必要な学びを能動的にできる場を実現することが求められている。これらを踏まえ、新しい時代に対応した高等学校の在り方について、検討することが必要。
≪検討の視点≫
テクノロジーを活用しつつ、一人一人の能力・個性等に応じた公正に個別最適化された教育を提供し、また、個々人の能力・個性を評価するためには、学校教育・社会教育を通じて、生涯に渡ってどのような教育機会が提供されるべきか。
社会構造・産業構造の急速な変化を踏まえ、多様な選択肢の中で、生徒自らが自分自身の答えを見出すことができるような学習の場としての高等学校教育はどうあるべきか。
このような視点から、今後我が国がとるべき教育の方向性について、教育再生実行会議において議論を行う。
検討の枠組み
技術革新ワーキング・グループ - 技術の進展に応じた教育の革新
テクノロジーを活用した授業改善や教科書・教材の充実等の在り方
テクノロジーの発展に対応した教師の在り方
大学入学共通テストにおける出題科目としての「情報Ⅰ」やICTを利用した入試(CBTの導入)の在り方
次世代型の学校施設の整備(WiFi整備等)
一人一人の学習に関する情報を蓄積したe-ポートフォリオの活用など個に応じた学習の在り方
特別な支援を必要とする子供たちへの支援の在り方
ICT等を活用した生涯にわたる学習機会の充実
社会変革を踏まえた地域における学習活動の在り方
高校改革ワーキング・グループ - 新時代に対応した高等学校改革
普通科の在り方(アクティブ・ラーニングの推進、専門コースの導入、キャリア教育の充実)
専門学科の改革
定時制・通信制の在り方
教員養成・研修・免許の在り方
チーム学校の実現
地域及び産業界との連携の在り方(地元企業や大学等も含めた地域との連携・協働、学校関係者評価)
大学等との連携による発展的学習機会の提供(アドバンスト・プレイスメントの活用)
環境整備(指導体制、施設設備、経費支援)
参考資料1 技術の進展に応じた教育の革新に関する参考資料
目次は以下のとおりで、どこかで見た資料ばかり。
第1部近年の主な動向及び取組状況
1.教育の情報化に関する近年の主な動向
○新学習指導要領のポイント(情報教育・ICT活用教育関係)
○新学習指導要領を踏まえた学校のICT環境整備の促進
○小学校プログラミング教育について
○学校教育法等の一部を改正する法律の概要
○(参考)未来投資戦略2018【抜粋】
2.教育の情報化に関する主な取組
○教師のICT活用指導力向上に向けた主な取組
○データに基づいた学校運営の改善等に係る取組(次世代学校支援モデル構築事業)
○学校ICT環境整備促進実証研究事業
3.教育の情報化に関する主な取組事例
第2部関連データ
1.学校における主なICT環境整備について
○学校における主なICT環境の整備状況の推移
○学校種別学校における主なICT環境の整備状況
○都道府県別学校における主なICT環境の整備状況
2.教員のICT活用指導力について
○教員のICT活用指導力の推移 ○都道府県別教員のICT活用指導力の状況
○教員のICT活用指導力の状況 ○研修の受講状況
参考資料2 新時代に対応した高等学校改革に関する
参考資料
目次は以下のとおり。審議会の議論の過程、科目や単位など、細かい内容やデータ。その他遠隔教育や教科書検定制度。
第1部近年の主な動向、制度及び取組状況
1.高等学校に関する近年の主な動向
○近年の主な制度改革
○中央教育審議会初等中等教育分科会高等学校教育部会審議まとめ
2.高等学校に関する諸制度
○高等学校の課程・学科 ○定時制・通信制課程
○高等学校学習指導要領の改訂のポイント ○高校生のための学びの基礎診断
○高等学校における遠隔教育 ○AP(Advanced Placement)
○教科書制度 ○教職課程、教員研修、免許 ○学級編制、教職員定数
○施設整備費補助
3.高等学校に関する主な事業
4.高等学校と地域の連携
○コミュニティ・スクール及び地域学校協働活動の概要、取組事例
○地方創生に資する高等学校改革事例
第2部関連データ
1.初等教育~高等教育段階
○生徒数、学校数、教員数
○国内総生産(GDP)に占める公財政教育支出の割合の推移
○一般政府総支出に占める公財政教育支出の割合
○在学者一人当たりの教育支出
2.高等学校段階
○生徒数、学校数、教員数、学科数 ○課程別・学科別学校数・生徒数
○高等学校卒業生の進路、高校生のインターンシップ
○スクールカウンセラー、スクールソーシャルワーカーの配置状況
○学校関係者評価の実施状況
有識者提出資料
大橋 弘( 東京大学公共政策大学院・経済学研究科教授)
※抜粋
テーマ1.技術の進展に応じた教育の革新について
◇ 家庭の社会経済的背景(SES)の格差や貧困の拡大等による学力格差や教員の超過勤務による教員志願率の低下や教育の質の低下などが懸念
◇ ICTによるAI活用により学校教育の良さを更に伸ばす
◇ ICT 導入は件数や普及率等を目標にするのではなく、各学校・地域の課題を明確にした上で、どのようなICT を導入すべきか、それによってどのような課題をどの程度解消しようとするのかを検討すべき。ICT 導入の進捗をモニター・検証し、各学校・地域にふさわしいICT 導入のあり方を、政策的に研究すべき
◇ Society5.0 における学びとは、「系統主義」と「経験主義」のゆらぎの過去を乗り越え、両者を融合させるような、新たな学びの次元を切り開くこと
テーマ2.高校学校改革について
◇ 高校教育は、豊かな人間性や創造性を育むだけでなく、専門的な知識、技術および技能
を習得し、人口減少下における社会の発展に寄与する役割を担う。人的投資の総体的な
価値を高める重要なステージ
◇ 高校教育は都道府県の裁量幅が相対的に広く、多様性を発揮できる素地がある。
南房総市教育委員会教育長 三幣 貞夫
※Surface Book を導入している自治体
※特記すべき内容無し
平川 理恵 広島県教育委員会教育長
※特記すべき内容無し
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